隠しリンクとは？種類やデメリット、隠しリンクの探し方を紹介します
たけみや
隠しリンクとは、ユーザーには見えず検索エンジンにのみ見つかるリンクのことを指します。過去、隠しリンクを使用してユーザーにリンクを踏ませ、広告益を獲得する方法が常套化していましたが、現在は、Googleによって取り締まられているため、使用すると、検索順位の低下などの悪影響を及ぼします。
今回は、隠しリンクの概要と、デメリット、隠しリンクを見つける方法などについて紹介します。隠しリンクについての理解を深めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
隠しリンクとは？
隠しリンクとは、ウェブページ上に存在するが、ユーザーには表示されず、検索エンジンには見えるリンクのことを指します。このようなリンクは、検索エンジン最適化（SEO）の目的で使用されます。
隠しリンクは、一部のWebサイト運営者がGoogleクローラーを悪用して順位を上げるために使用する手法ですが、Googleクローラーによってペナルティを科せられる可能性があるため、基本的には使ってはいけません。
隠しリンクのデメリット
隠しリンクを活用するデメリットについて、より詳しく解説します。
ページランクに悪影響を与える可能性がある
隠しリンクを多用すると、検索エンジンに悪影響を与えるだけでなく、SEOの観点からも好ましくありません。ウェブページがSEOに適しているためには、ページランクだけでなく、コンテンツの質やリンク先の信頼性など、多くの要素が影響します。
隠しリンクを使用すると、ほかの要素がどれほど素晴らしいものだとしても、ウェブページのアクセス数を減少させてしまいかねません。そして、検索エンジンランキングの低下を引き起こす原因となります。。ウェブページの質を高め、信頼性を確保するために、隠しリンクの使用は避けることが望ましいでしょう。
ペナルティを受ける可能性がある
検索エンジン隠しリンクに対して厳しく対処しており、隠しリンクを使用しているサイトはペナルティを受ける可能性があります。ペナルティを受けた場合、ウェブページのランキングが低下し、アクセス数が減少することが予想されます。
スパムサイトだと判断される
隠しリンクが認知されると、スパムサイトだと判断されることがあります。スパムサイトと判断された場合、検索エンジンからペナルティを受け、そもそもインデックスされないこともあるため、Web運営者は隠しリンクを控えることが望ましいでしょう。
サイトの信頼性が低下する
また、隠しリンクによってウェブページの信頼性が低下することも考えられます。ユーザーは、ウェブページにアクセスした際に、表示されるべきページが表示されない場合、ウェブページに対する信頼性を失い、今後サイトに訪れてもらえないケースがあります。
隠しリンクの種類
ウェブページ上には、いくつかの種類の隠しリンクが存在します。以下に、代表的な隠しリンクの種類を紹介します。
テキストと背景が同じ色のリンク
テキストと背景の色が同じであるため、ユーザーには表示されず、検索エンジンには見えるリンクのことを指します。例えば、テキストと背景の色が同じであるため、ユーザーには見えないが、検索エンジンには見えるリンクを大量に作成することで、ページランクを偽造することができます。
このような偽造されたリンクは、Googleなどの検索エンジンによって検知され、ペナルティを課される可能性があるため、注意が必要です。
ページの再下部にあるリンク
ページの再下部にあるリンクは、ユーザーに見えません。たとえば、画像の下にリンクを配置すると、ユーザーにとってはリンクを確認できません。そのため、ユーザーが誤ってリンクをクリックしてしまうことがあります。
CSSを使用して非表示にされたリンク
CSSを使用すれば、リンクを非表示にすることができます。このような手法で作成されたリンクは、ユーザーには表示されず、検索エンジンには見えるため、隠しリンクの1つです。
画像内に埋め込まれたリンク
画像内にリンクを埋め込むことができます。このようなリンクは、ユーザーには表示されず、検索エンジンには見えるリンクの一種と言えます。しかし、画像内にリンクを埋め込むことは、検索エンジンからペナルティを受ける可能性があるため、注意が必要です。
画像の内容とリンク先に関連性がある場合は問題ありませんが、異なる場合は隠しリンクと判断されるため、注意しましょう。
隠しリンクの見つけ方
次に、隠しリンクがどこにあるかを見つける方法についてみていきましょう。
HTMLコードを確認し非表示要素内を探す
Webページには、見えない場所に隠されたリンクが存在していることがあります。このようなリンクを見つけるために、HTMLコードを確認する方法があります。具体的には、以下の手順で隠しリンクを見つけられます。
Webページを右クリック
「検証」を選択
非表示要素内に隠されたリンクを探す
マウスオーバーで特定する
別の方法として、マウスオーバーで隠されたリンクを特定することができます。これは、リンクを示すテキスト上にマウスカーソルを重ねることで、隠されたリンクが表示されることがあるためです。
ただし、マウスオーバーで偶然見つかることは多いですが、見つけようと思ってマウスオーバーを使用するのはあまり合理的ではありません。
TABキーで隠しリンクを見つける
キーボードのTABキーを利用することで、隠れたリンクを見つけることもできます。TABキーには、Webページのリンクを順番に選択してくれる機能があります。そのため、目に見えないリンクがあっても、TABキーを押すことで隠しリンクの存在を知ることが可能です。
隠しリンクの削除方法
隠しリンクを削除するには、以下の方法があります。
HTMLコードを削除する
隠しリンクを削除するには、HTMLコード内の該当部分を特定し削除する必要があります。以下の手順を参考にしてください。
- HTMLコードの確認: まず、ウェブページのHTMLコードを確認し、隠しリンクの存在を特定します。通常、隠しリンクはコメントや非表示の要素内に配置されています。
- コードの特定: 隠しリンクを特定したら、その部分をHTMLコード内で探します。リンクは通常、<a>タグ内にあります。
- 削除: 隠しリンクのコードを見つけたら、それを削除します。コード全体を削除するか、リンク内のURLやテキストを削除しても良いです。ただし、慎重に行動し、他のコードに影響を与えないように注意してください。
- HTMLの整合性を確認: コードを削除した後、HTMLの整合性を確保するために、タグや属性が正しく閉じられていることを確認し、必要に応じて修正します。
- 保存とアップロード: HTMLコードを変更したら、変更を保存し、ウェブサーバーにアップロードして変更内容を公開します。
CSSを変更する
CSSを変更することで、隠しリンクを削除することが可能です。まず、該当のHTML要素を特定します。その後、以下のCSSプロパティを使用して非表示にします。
- 要素を特定: 削除したい隠しリンクのHTML要素を特定します。通常、**
display: none;やvisibility: hidden;**などのプロパティが使用されます。 - CSSプロパティを適用: 特定の要素に対してCSSスタイルを追加します。例えば、次のように記述します。
cssCopy code
.hidden-link {
display: none;
}
3．クラスを適用: HTML要素にCSSクラスを適用し、非表示スタイルを適用します。例えば、次のようにHTMLに適用します。
htmlCopy code
<a href="#" class="hidden-link">隠しリンク</a>
これにより、特定のクラスを持つ要素は非表示になり、隠しリンクを削除することも可能です。ただし、基本的にはリンクの場所を確認できたのなら、その場で削除する方法が賢明です。
まとめ
隠しリンクは、サイトの評価を低下させるだけでなく、最悪の場合、Googleクローラーによってインデックスされなくなってしまうこともあります。そのため、これまでに隠しリンクを使用してきたのであれば、本記事で紹介した方法を活用して、削除しましょう。
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