リスティング広告とSEO対策の違いって?どちらを選択すると効果が最大化される?
リスティング広告とSEO対策ってどっちに取り組めばいいの?
各対策を行うと、どのくらいの費用が掛かるの?
と疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、以下の内容をお届けします。
- リスティング広告とSEO対策の違い
- リスティング広告の特徴
- SEO対策の特徴
- リスティング広告を選択したほうが良いシーン
- SEO対策を選択したほうが良いシーン
この記事を最後まで読むことで、ご自身に最適なマーケティング手法が理解できます。
Web上で自社商品を販売したいと感じている方には、とても相性の良い内容となっています。
ぜひ参考にしてみてください。
リスティング広告とSEO対策の違い
リスティング広告とSEO対策は、どちらもWebサイトへのトラフィックを増やす方法ですが、全く異なるアプローチの手法です。
具体的には、以下のような違いがあります。
リスティング広告 | SEO対策 |
---|---|
検索エンジンに有料で表示させる | アルゴリズムで検索順位が決まる(掲載は無料) |
即効性がある | 即効性はない |
出稿にコストがかかる | 記事制作にコストがかかる |
辞めると効果がなくなる | 記事を放置しても長期的な効果を発揮する |
そのため、集客のためにリスティング広告を出稿すべきか、SEO対策を行うべきかは入念に検討する必要があるでしょう。
リスティング広告とは?
リスティング広告は、検索エンジンの検索結果ページに表示される広告の一種です。
広告主が特定のキーワードに対して入札を行い、ユーザーがそのキーワードを検索した際に広告が表示されます。
これにより、ターゲットとするユーザーに直接アプローチすることができ、高いコンバージョン率が期待されます。
広告は通常、ユーザーがキーワードを入力して出てくる「検索結果」の上部や右側に表示されます。
ユーザーがクリックすると広告主のウェブサイトに移動する、いわば、お金の力で検索順位に無理やり表示させられるのが、リスティング広告です。
リスティング広告は、効果的なマーケティング手法として幅広い業界で活用されています。
リスティング広告の特徴
リスティング広告には、以下のような特徴があります。
- ターゲットを絞って配信できる
- 開始・停止を自由に選べる
- 素早く効果が出る
- 分析と改善がしやすい
- 注意点:広告を停止すると流入が減る
それぞれ詳しく解説します。
ターゲットを絞って配信できる
リスティング広告は、ターゲットを絞って配信できる特徴があります。
具体的には、以下のようにターゲットを絞ることが可能です。
- キーワード: 特定の検索キーワードを指定し、関連性の高いユーザーに広告を表示します。
- 地域: 広告の配信地域を設定し、特定の地域に住むユーザーにリーチします。
- デモグラフィック: 年齢、性別、収入などの属性を指定してターゲティングします。
- デバイス: PC、スマートフォン、タブレットなど、特定のデバイスを使用するユーザーを狙います。
- 行動履歴: 過去のウェブサイト訪問履歴や購入履歴に基づいて、関心のあるユーザーに再度広告を表示します。
このように、セグメンテーションができるので、広告効果を最大化し、費用対効果の高いマーケティングが行えます。
開始・停止を自由に選べる
広告の出稿と停止を自由に選べることも、リスティング広告のメリットです。
リスティング広告は、リアルタイムで広告を配信・停止可能。また、必要に応じて広告の内容を変更することもできます。
そのため、対策がしたいと感じたときにはスピード感を持って広告を更新できる特徴があります。
また、ワンクリックで簡単に行えるので、必要以上のコストがかかる心配もありません。
素早く効果が出る
リスティング広告は、素早く効果が出る特徴があります。
広告を出稿すると、即座に検索結果ページの上部で見やすい位置に表示されるので、ターゲットユーザーの目に留まりやすいです。
そのため、クリック率を向上させ、サイトへの訪問者数の増加が期待できます。
また、クリック課金制なので、予算に応じて柔軟に調整可能です。
スピーディーに効果を出したい、効果検証を行いながらコンバージョン率を計算したいと考える場合には、リスティング広告がおすすめです。
分析と改善がしやすい
リスティング広告は、分析と改善がしやすい特徴があります。
広告のパフォーマンスデータはリアルタイムで取得でき、以下のような詳細情報を確認できます。
- クリック数
- 表示回数
- コンバージョン率
そのため、広告の効果を迅速に評価し、必要な改善点を特定することが可能です。
さらに、A/Bテストを行い、異なる広告文やキーワードの効果を比較することで、最適な広告戦略を構築できます。
データに基づいた継続的な改善が可能なため、費用対効果の高い広告運用を実現できるでしょう。
注意点:広告を停止すると流入が減る
リスティング広告は、広告を停止すると流入が減るという特徴があります。
なぜなら、リスティング広告は費用をかけている期間しか効果が出ず、継続的に効果を出し続けるものではないためです。
具体的には、広告を停止すると、検索結果ページから該当のページが消えるため、それに伴い、サイトへの訪問者数が減少します。
また、自然検索や他のチャネルからの流入が広告を補完できず、リスティング広告に頼っている場合、全体の流入数が大幅に減少することになります。
広告を停止した時にも、流入を減らさない工夫を行うことが重要です。
SEO対策とは?
SEO対策とは、検索エンジン最適化のことで、ウェブサイトを検索エンジンの自然検索結果で上位に表示させる手法です。
具体的には、以下のような対策を行い、上位表示を狙います。
- SEOキーワードの選定
- 質の高いコンテンツの作成
- 内部リンクの最適化
- メタタグの設定
- UI・UXの調整
- 被リンク対策
これにより、検索エンジンの評価が向上し、自然検索結果での露出が増え、サイトへの訪問者数が増加します。
SEO対策は長期的な効果があり、広告費をかけずに持続的なトラフィック増加が期待できます。
ちなみに、以下の記事でSEO対策のメリット・デメリットを詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
SEO対策の特徴
SEO対策には、以下のような特徴があります。
- 長期的に効果を発揮し続ける
- コストパフォーマンスが高い
- 興味関心の高いユーザーを集客できる
- 注意点:効果を出すには時間がかかる
それぞれ詳しく解説します。
長期的に効果を発揮し続ける
SEO対策は、長期的に効果を発揮し続ける特徴があります。
複数のキーワードで上位表示を狙い、検索エンジンの自然検索結果で上位に表示されることで、継続的な流入が見込めます。
いわば、Google検索を利用したユーザーに対してGoogleが記事を推薦してくれるようなイメージです。
継続的に質の高い記事を書き続ければ、推薦してもらえる可能性が高まり、上位表示されやすくなります。
検索結果の上に表示されれば、検索したユーザー継続的に集められるのです。
コストパフォーマンスが高い
SEO対策の特徴は、コストパフォーマンスが高いことです。
初期投資としての時間と労力は必要ですが、一度適切にSEO対策が施されれば、長期的な効果を生み出します。
たとえば、こちらはSEO対策で用いる「Ahrefs」というツールですが、オレンジ色の線が表すように、右肩上がりに検索数が増加していきます。
そして、リスティング広告のようにクリックごとに費用が発生することはなく、無料で検索流入が増えていくことも特徴です。
つまり、限られたマーケティング予算でも高い成果を得られるということです。
興味関心の高いユーザーを集客できる
興味関心の高いユーザーを集客できることも、SEO対策の魅力です。
検索エンジンは、ユーザーが検索したキーワードに合わせて、記事を表示させます。
ユーザーは特定の悩みを持っていて、そのユーザーに向けて記事を提供できるので、興味関心の高いユーザーを集客できます。
そんなユーザーに対して、自社製品を打ち出すとどうでしょうか?
商品を買ってくれる可能性が高いですよね。
つまり、SEO対策にはセグメンテーションの力もあるということです。
注意点:効果を出すには時間がかかる
SEO対策には、効果を出すまでに時間がかかるため、注意が必要です。
時間がかかるのは、検索エンジンがウェブサイトの変更を評価し、ランキングを更新するまでに時間を要するからです。
新しいコンテンツのインデックス化や外部リンクの評価など、検索エンジンのアルゴリズムが変化を認識し反映するには数週間から数か月かかることがあります。
また、競合サイトも同様にSEO対策を行っているため、上位表示を勝ち取るには継続的な努力が必要です。
つまり、即効性を求める場合には適していないので、その場合はリスティング広告と組み合わせて活用することが大切です。
リスティング広告を選択したほうが良いシーン
まずは、リスティング広告を選択したほうが良いシーンを3つ紹介します。
- 顕在的な悩みを抱えているユーザーを集客したい
- 集客にコストをかけられる
- 今すぐに効果を出したい
それぞれ詳しく解説します。
顕在的な悩みを抱えているユーザーを集客したい
顕在的な悩みを抱えているユーザーを集客したいときに、リスティング広告を活用すべきです。
潜在的な悩みとは、ユーザーがまだ明確には認識していないが、潜在的に感じている問題やニーズを指します。
たとえば、特定の商品やサービスを探しているユーザーに対して、即座にアピールするのに効果的です。リスティング広告は検索結果に直接表示されるため、具体的なニーズを持つユーザーに即座にリーチできます。
これらのユーザーには、興味を引くコンテンツや広告を通じてアプローチすることで、集客効果を高められます。
集客にコストをかけられる
集客にコストをかけられるなら、リスティング広告を活用するのがおすすめです。
具体的なコストは業界やキーワードによりますが、一般的には1クリックあたり50~100円ほどかかることがあります。
また、競争の激しい業界では、1クリックあたり500円から1,000円以上になることもあります。
このように、リスティング広告は費用対効果が高い一方で、適切な予算管理が必要です。
今すぐに効果を出したい
今すぐに効果を出したい場合にも、リスティング広告が効果的です。
たとえば、新商品の発売や期間限定のキャンペーンを効果的に宣伝したい時に、即座にターゲットユーザーにリーチすることができます。
広告が検索結果の上位に表示されるため、クリック率やサイト訪問者数の増加、さらにはコンバージョン(購入や問い合わせ)の向上といった具体的な効果が期待できます。
SEO対策を選択したほうが良いシーン
一方、SEO対策を選択したほうが良いシーンは、以下の3つです。
- 長期視点でも大きな効果を生み出したい
- 潜在的な悩みを抱えているユーザーを集客したい
- コストを抑えて集客したい
それぞれ詳しく解説します。
長期視点でも大きな効果を生み出したい
SEO対策は、長期視点で大きな効果を生み出したい場合に最適です。
SEOを選択することで、ウェブサイトの検索エンジンランキングが向上し、継続的なオーガニックトラフィックの増加が期待できます。
というのも、上記で示した画像のように、雪だるま式でアクセス数が増えていくからです。
これにより、長期的には広告費を削減しながらも安定した集客が可能となります。
さらに、高品質なコンテンツとユーザーエクスペリエンスの向上により、ブランド認知度や信頼性が向上し、リピート訪問やコンバージョン率の増加といった効果が生まれます。
SEOは一度確立すると、持続的な効果を発揮するため、長期的なビジネス成長に貢献できるでしょう。
潜在的な悩みを抱えているユーザーを集客したい
SEO対策は、潜在的な悩みを抱えているユーザーを集客したい場合に最適です。
たとえば、健康に関心があるが具体的な症状や対策を知らないユーザー、美容についての情報を探しているが具体的な製品をまだ決めていないユーザーなどが対象です。
SEOを通じて関連キーワードやトピックを含む高品質なコンテンツを提供することで、こうしたユーザーが自然検索を通じてサイトに訪れ、興味を持つようになります。
結果として、サイトの訪問者数が増加し、潜在的なニーズに応えることで、ブランド認知度や信頼性が向上し、最終的に商品が売れる場合があります。
コストを抑えて集客したい
SEO対策は、コストを抑えて集客したい場合にも最適です。
リスティング広告では1クリックあたり100円から数千円の費用がかかる一方で、SEOは初期のコンサルティングやコンテンツ制作に費用がかかるものの、長期的にはクリックごとの費用は発生しません。
そのため、持続的なオーガニックトラフィックを獲得することで、リスティング広告に比べて大幅なコスト削減が可能です。
具体的には、数年頑張ってブログの運営を続ければ、月に数十万から数百万円の広告費を節約できることがあります。
SEOは一度効果が出始めると、安定した集客を低コストで維持できるため、予算を有効に活用したい場合に非常に効果的です。
SEO対策なら専門知識を持つSHIPへ相談ください!
今回は、リスティング広告とSEO対策について詳しく解説してきました。
リスティング広告は即効性がある一方で、毎回コストがかかるため「掛け捨て」のマーケティング手法です。
もし、長期的に効果を発揮し続け、コストを抑えて運用ができるブログを作成したいなら、SEO対策に挑戦してみましょう。
SHIPでは、SEO対策で検索順位を高めていくことに強みを持っています。
事実、ブログの立ち上げから携わらせていただいた案件では、運営から2ヶ月で月間1,000PVを達成。
放置しても毎日20~30件のアクセスが入ってきています。
もちろん、
20~30なんて少ない
と感じる方もいますが、Google検索から訪れるユーザーは、すでに商品にある一定の興味を持っているので、そこから成約につながる可能性は非常に高いです。
実際、このブログに訪れた方の多くはSEO対策を依頼したいと心の底で思っているのではないでしょうか。
ということは、興味関心度の高いユーザーを20~30人ほど毎日獲得できるのです。そして、これが2ヶ月の成果であることは驚きではないでしょうか?
もちろん、数か月間しっかりと対策を続ければ毎日1,000人の流入なども珍しくありません。
もし、SEO対策に興味がございましたら、以下のお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
まとめ
この記事では、リスティング広告とSEO対策の違いや、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説しました。
リスティング広告は即効性があり、ターゲットを絞った集客に効果的ですが、コストがかかります。
一方、SEO対策は長期的な効果が期待でき、コストを抑えて持続的にトラフィックを増やすことができます。
それぞれの手法を適切に使い分けることで、効果的な集客が可能です。
このブログではSEO対策について詳しく紹介しているので、ぜひ、他の記事も参考にしてみてください。